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ソフトバンク証券子会社、IPO株販売でみずほと協業-23年度黒字化 - ブルームバーグ

ソフトバンクが出資するスマートフォン専用の証券子会社は、 みずほ証券と新規株式公開(IPO)株の販売で協業する。1月には社名をPayPay(ペイペイ)証券に変更し、サービスの拡充を通じて2023年度の単月黒字化を目指す。

   OneTapBUY(ワンタップバイ、東京都港区)の内山昌秋社長が1日、ブルームバーグのインタビューで明らかにした。IPO株の販売についてはみずほ証が主幹事を務める案件のうち、発行体の意向があれば、委託販売会社として1株単位の少額で取り扱う予定だ。 

Softbank Group Corp.'s Earnings Announcement

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

Mizuho International's Head of Global Markets Peerbhoy to Exit

   ソフトバンクグループが展開するスマホ決済サービスの ペイペイは、登録ユーザー数が3300万人を超え、飲食や買い物など生活と密着した金融サービスとして 楽天などと競合している。

  証券業務を担うワンタップバイは、10月の第三者割当増資の実施でソフトバンクとみずほ証による共同経営体制が明確化した。今後は株式売買のほか、投資信託の販売なども拡充し、投資家の裾野拡大を目指す。

  内山社長は「セカンダリーマーケットをしっかりグリップする。セカンダリーは財布で、私達の財布はスマホだ」と述べ、金融当局と連携しながらペイペイユーザーの取り込みに意欲を見せた。また、IPO株の取り扱いに続くサービスも「矢継ぎ早にやる」とし、株式引き受け(プライマリー)業務に関心を示した。

  内山社長によると、ペイペイ証の出資比率はソフトバンク51%、みずほ証49%。現在の口座数はおよそ15万で、23年度の単月黒字化を計画しているという。また、同証ではペイペイの残高に付与されるボーナスを使った投資の疑似体験サービスを行っており、利用者は160万人に達し、リピート率は9割強だという。

  ブルームバーグの集計では、今年の日本市場では113件のIPOが公表され、みずほ証はスタートアップの上場など66件に関与した。引き受けランキングでは件数ベースで2位。

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December 07, 2020 at 11:01AM
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