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JAL・ANAが「格安セール合戦」 システム障害より重い副作用も - 日経ビジネスオンライン

日本航空(JAL)が4月7~8日、国内線の片道運賃が6600円になる格安タイムセールの第2弾を行った。3月のセールはアクセス集中によるシステム障害で中止したが、対象搭乗期間を細かく区切るなどして仕切り直した。全日本空輸(ANA)が口火を切り、航空需要喚起の「セール合戦」となったが、異例の安売りには副作用も伴う。

(写真=共同通信)

(写真=共同通信)

 「Webサイトへ順番にご案内しております」──。4月7日午前0時に始まったJALのセール。混雑時にはサイトへのアクセスを待ってもらう「仮想待合室」という機能が設けられた。3月9日から実施予定だったセールが、アクセスの集中による接続障害を理由に中止したことを受けた対策だ。同日からのセールではアクセス数が想定を大きく超える100万人に膨らんだ。今回のセールでは販売日や対象搭乗期間を細かく区切り、アクセス集中を回避している。

 異例の「セール合戦」はANAが口火を切った。2月21日、同月28日~3月1日に国内線の平日片道運賃を7000円とするセールを行うと発表。その3日後、今度はJALが3月9~14日にセールを実施すると発表した。運賃はANAより400円低くするなど、ANAに顧客を奪われまいとする意図が色濃くにじむ内容だった。

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