2023年1月6日まで、PlayStation Store（PS Store）にて、セガのプレイステーション5・プレイステーション4タイトルがお買い得となる年末年始スペシャルセールが開催中。
今回のセールでは、『龍が如く』シリーズもセール対象作品としてラインアップしており、中でも『龍が如く7 光と闇の行方』は68％オフとかなりお買い得となっている。
せっかくなので、このセールを機に『龍が如く』シリーズを遊んでほしい！ そこで、ナンバリングシリーズのストーリーとおすすめポイントを紹介。『龍が如く』未プレイの人も途中まで遊んだ人も、桐生一馬たちの魅力を感じてほしい。
※この記事はセガの提供でお送りします。
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『龍が如く』（『龍が如く 極』）
2005年にPS2で発売された『龍が如く』シリーズ初代作。2016年にはグラフィックが美しくなり、新規ストーリー＆ミニゲームなどやり込み要素を多数追加したフルリメイク作品『龍が如く 極』も発売された。
あらすじ
主人公である“桐生一馬”は“堂島の龍”の名で知られる伝説の極道。かつては関東の極道組織“東城会”に所属していたが、親友と愛する女のために“親殺し”（自分の組の組長を殺すこと。極道の世界ではご法度とされる）の罪を被り、10年間ものあいだ刑務所に収容されていた。
刑期を終え、ふたたび神室町へと帰ってきた桐生は謎を秘めた少女“遥”と出会う。彼女は東城会から盗み出された100億円の事件と関わりがあるようだが……。消えた100億円と熾烈な跡目争いを巡り、欲望、人情、裏切りに満ちた壮絶なドラマがはじまる。
実在する街をひたすらに探索するのが楽しすぎる！
はじめて筆者が『龍が如く』シリーズをプレイしたのは中学生のとき。極道の世界を題材にした超骨太なストーリーに惹かれたのだが、それだけではない。東京・歌舞伎町という実在する繁華街をリアルに再現した神室町を自由に探索できるという魅力にどっぷりハマってしまったのだ。
少しだけ筆者の思い出話を語らせてほしい。当時は都会とはかけ離れた田舎町に住んでおり、ギラギラとネオン輝く歓楽街に憧れを抱いており、その好奇心を満たせるのが『龍が如く』だったのだ。
また、神室町にはバッティングセンターやボウリング、キャバクラにパチスロといった大人の遊び場がたくさん用意されている。サブストーリーのように、寄り道したからこそ発見できる要素も満載だ。だからこそ、街を探索するのがとにかく楽しくて、ストーリーはそっちのけで探索していたら4～5時間経っていた、ということもしばしばあった。大人びた気分で夜の街の探索に胸を躍らせていたのは筆者だけではないだろう。
ちなみに2以降では、神室町以外にも蒼天堀（大阪）、永洲街（福岡）、尾道仁涯町（広島）など地方都市の繁華街や個性的な田舎町を再現した舞台が登場。ゲームをプレイしてからモデルになった街に実際に行ってみると、その再現度の高さにかなり驚かされた。
もちろん1作目からプレイするに越したことはないが、『龍が如く』シリーズはどの作品から始めても十分に楽しめるので、“気になる繁華街を探索したいがためにその作品をプレイする”というのも、個人的にはありだと思う。
2189円［税込］→1094円［税込］（50％オフ）
『龍が如く2』（『龍が如く 極2』）
2006年にPS2で発売されたシリーズ2作目。2017年にはPS4版としてフルリメイクされた『龍が如く2 極』も発売。新規アクションが追加され、ラッシュコンボはより爽快感のあるものに仕上がっている。シリーズ屈指のライバルと言われる郷田龍司との熱いバトルにも注目。
あらすじ
“消えた100億”をめぐる大事件から一年。関東の雄であった東城会は徐々に弱体化しており、関西の近江連合との戦争が勃発寸前という危機状態に陥る。そんな東城会を救うべく、桐生一馬は関西へと向かうことに。そこで待ち受けていたのは“関西の龍”郷田龍司、そして“ヤクザ狩りの女”と呼ばれる刑事“狭山薫”だった。
東と西の極道組織による覇権争いにより、関東の龍と関西の龍がいまぶつかり合う。
“真島吾朗“を好きにならない人はいない、はず！
『龍が如く』には、主人公の桐生一馬に並ぶ人気キャラクターがいる。それが真島の兄さんこと真島吾朗だ。
真島は関西弁まじりのくだけた口調が印象的で、「桐生ちゃ～ん」は一度聞いたらクセになること請け合い。好戦的かと思えば知的な一面があり、ずる賢くも仁義に熱く、ぶっとんでいて行動も読めない、作中でもっとも個性的なキャラクターである。いざというときには頼りになる、そんなかっこよすぎる真島に夢中になったファンは多いのだろう（筆者もそのひとり）。
『龍が如く0 誓いの場所』で桐生とのダブル主人公に抜擢されるほどファンから愛されており、『極2』では“真島吾朗の真実”という追加エピソードが収録されている。このエピソードでは、『1』と『2』の間に起きていた裏側の物語が描かれており、『龍が如く０』で関係が深かったマキムラマコトとのその後の行方も……。最後のシーンには真島吾朗という男のカッコよさが詰まっているので、ぜひプレイしてほしい。
4389円→2194円（50％オフ）
『龍が如く3』
『龍が如く』シリーズ3作目。対応ハードがPS3となり、より美しいグラフィックで描かれる街並みやキャラクターの質感が当時は印象的だった。2019年には、1080pの解像度、60fpsに対応したPS4リマスター版も発売されている。
あらすじ
神室町を離れ、沖縄で養護施設“アサガオ”を営みながら新たな生活を送っていた桐生一馬。遥や子どもたちと穏やかな日々を過ごしていたが、米軍基地増加計画とリゾート開発計画による土地の利権を巡り、アサガオの土地の所有者でもある地元極道組織の“琉道一家”とのいざこざに巻き込まれる。それはいつしか東城会にも波及し、それどころか国家規模の一大事件にまで発展していくのだった。
その後、沖縄と東京で同時に起こった“2つの銃撃事件”を皮切りに、ふたたび事件が動き出す。愛する人間、信じた人間を襲われた桐生は事件の真相を追うため、もう一度、神室町へと向かうことに……。
物語を盛り上げる熱い男たち！
『龍が如く3』の物語の魅力はシリーズ屈指のスリル。事件の真相を追っていく中で、真の黒幕に近づいていく感覚がたまらない。
また、本作でも峯義孝や浜崎豪をはじめ、熱い男たちが多数登場するが、なかでも筆者が好きなキャラクターは島袋力也。桐生と拳を交えたことをきっかけに兄貴と慕うようになり、事件の真相を追ってともに行動していく。
島袋ははじめはどこか青臭く、未熟な一面を見せるが、伝説の龍の背中を追いかけるうちに少しずつ頼もしく成長していく。しかし、結末に待っているのは……。詳しくは書かないが、筆者がはじめてゲームで涙を流したとだけ伝えておこう。
4389円→2194円（50％オフ）
『龍が如く4 伝説を継ぐもの』
2010年に発売されたシリーズ4作目。本作から桐生一馬に加え、秋山駿、冴島大河、谷村正義の4人の視点で物語を追う複数主人公制が採用された。
あらすじ
物語の引き金となったのは神室町で同時に起きた“日常的な”ふたつの事件。東城会系の弱小三次団体“金村興業”のシマで起きたチンピラ同士の些細な抗争および発砲事件と、金村興業の組長の殺害。神室町ではよくある極道組織の小さな抗争だが、それはとある計画の伏線に過ぎなかった……。
金と権力、地位と名誉。剥き出しとなった欲望が激しくぶつかり合う。そしてひとりの女性に導かれるようにして、いままで決して交わることのなかった、強き信念を持った男たちが桐生一馬のもとへ集う。
より爽快かつ多彩になったバトルスタイル
先にも述べたが、本作から桐生一馬に加えて、秋山駿、冴島大河、谷村正義の4人がメイン主人公に。バトルでもそれぞれスタイルが異なり、秋山は華麗な足技をくり出し、冴島は剛腕でバイクなどを振り回して暴れたり、谷村は捌き技で敵を翻弄したりと、多彩なアクションを楽しめる。これにより、バトルシステムがいっそう深くなり、より爽快さが増すことになった。
シナリオは終始見ごたえのある群像劇。4人の主観で描かれる物語が最後にひとつのゴールへときれいにつながる演出は、見事としか言いようがない。
4389円→2194円（50％オフ）
『龍が如く5 夢、叶えし者』
2012年にPS3で登場した『龍が如く5 夢、叶えし者』。本作では桐生一馬、冴島大河、澤村遥、秋山駿、品田辰雄の5人が主人公であり、5つの都市を舞台にした物語が展開される。
あらすじ
福岡の歓楽街の片隅で、タクシードライバーとなった桐生一馬。大切な人間の夢を叶えるため、素性を隠しながら日々を過ごしていた。一方その頃、“東西一大戦争”という一触即発の事態に陥る東城会。かつて伝説の龍と呼ばれた男は、旧友の危機に再び立ち上がるのか？
全国5大都市を巡り、夢によって人生を大きく変えられた四人の男と一人の少女の壮大な物語が始まる。
『龍が如く』シリーズにはエモすぎるシーンばかり！
『龍が如く』シリーズには、胸を熱くするエモすぎるシーンが無数にある。『龍が如く５』で挙げるとするなら、真島吾朗と冴島大河が焼肉をつつくシーンだ。
網走刑務所へ入所する前の最後の晩餐として、焼肉を食べるふたり。その最中で冴島の口から出たセリフが「そのホルモンと同じや。俺もお前も」、「ホルモンは焼かれてこそ価値があるんや。焼かれて焼かれて真っ黒になるまで焦げて脂落として、味磨くんや」。
要するに、“焼けば焼くほどいい味が出るホルモンを自分たちになぞらえ、もっともっと自分を磨き続ければならない”ということ。そういった渋すぎるセリフに胸を締め付けられるプレイヤーも多いだろう。『龍が如く』はシリーズを通して心に刺さるシーンの宝庫。登場人物たちの生き様を噛み締めてほしい。
4389円→2194円（50％オフ）
『龍が如く０ 誓いの場所』
桐生一馬の物語の最終章を前に、ナンバリングは『0』へと回帰。本作では、桐生一馬と真島吾朗がメインキャラクターにキャスティングされている。
あらすじ
空前の好景気に湧く歓楽街、東京・神室町。そこでは大規模再開発計画の利権を手にするため、数多の組織が蠢いていた。土地を巡る争奪戦は、やがて東西の巨大極道組織をも巻き込む一大抗争へと発展。男たちの運命を大きく揺り動かしていく――。
金・女・暴力。欲望の渦に翻弄されながらも生き抜く、ふたりのの若き主人公・桐生一馬と真島吾朗。彼らの伝説の始まりが描かれる。
バブルにおぼれた80年代の時代設定がたまらない。
時代背景は1988年と遡り、高度経済成長期のバブル真っ只中。作中にはポケベルで連絡を取るシーンがあったり、バトルでは簡単に100万円を超えるお金が手に入ったりと、シリーズの中でも一風変わった街並みや時代背景が楽しめるのが『龍が如く0』の魅力のひとつ。
そういった時代ということもあり、登場キャラクターもシリーズ屈指の血の気の多い男たちが勢ぞろい。個人的に好きなのが、小沢仁志さん演じる久瀬の兄貴。暴力という言葉はまさに彼のためにあるといっても過言ではないほど極道の人であり、地下下水道を鉄パイプを持ってバイクでツッコんで来るシーンは、鬼の形相と相まって、トラウマを植え付けられた人もいるのではないだろうか。
4180円→2090円（50％オフ）
『龍が如く6 命の詩。』
2016年にPS4で発売された『龍が如く6』は、桐生一馬の物語の最終章を描いた作品。基本システムからそのすべてを再構築し、アルティメットヒートモードといった新システムも搭載されている。
あらすじ
日本最大規模のライブ会場で遥が「私は、桐生一馬の家族です」と告白。ときを同じくして、日本の五大都市を巻き込んだ一大抗争も決着に迎えようとしていた。沖縄で待つ養護施設の子供たちとの暮らしのため桐生はふたたび身を洗う決意をする。
3年の刑期を終えた桐生がアサガオに戻るも、遥は姿を消していた。その行方を追う中で遥が意識不明の重体となっていることを知り、さらに失踪中に生まれた遥の子ども“ハルト”と出会う。失踪中の遥になにが起きたのか、ハルトの父親は誰なのか、さまざまな謎を抱えたまま、ある情報を頼りに、桐生は“広島・尾道仁涯町”へと踏み込んでいく。
メインストーリーを忘れるほどの“遊び”の充実具合
シリーズを重ねるごとに、アドベンチャーパートの遊び応えは進化しているが、『龍が如く6』はとくに完成度の高さや面白さが光っている作品である。
おなじみのキャバクラは話題カードを駆使する戦略的カードゲームへと昇華されており、はたまた草野球チームを結成して尾道制覇を目指したりとプレイスポット（ミニゲーム）の充実ぶりがすごい。
ちなみに飲んで歌って語り合ってスナックヒエラルキーの頂点を目指す“スナック遊び”、あの恐ろしい海の生物も待ち受ける“素潜り漁”など、田舎町の特色を活かした、コミカルながらもガチすぎる遊びが満載だ。
3889円→1919円（50％オフ）
『龍が如く7 光と闇の行方』
春日一番を新たな主人公に立てたシリーズ7作目。喧嘩アクションとRPGのコマンド選択システムが融合した新バトルシステムなどで、いままでにはないゲーム体験を味わうことができる
あらすじ
東城会の三次団体“荒川組”に所属する若衆“春日一番”。組長である荒川真澄から若頭・沢城丈の犯した罪を被るよう頼み込まれて出頭を決意。18年にもおよぶ厳しい刑務所生活を終えて出所するも、春日を出迎えてくれる者は誰ひとりいなかった。
ひとり寂しく故郷である神室町へと戻ると、警察の“神室町３K作戦”によって東城会は崩壊。神室町は警察と近江連合が完全に支配しており、春日の知るかつての神室町は失われていた。さらには、こんな状況を作り出した張本人が、尊敬する荒川真澄であることを知る。
その真相を確かめるべく、春日は荒川真澄のもとへ向かうのだが……。
おなじみのケンカアクションからケンカRPGにシステムチェンジ
『龍が如く』シリーズでおなじみのアクションからRPGへジャンルが変わったのが、本作の大きな特徴。喧嘩アクションとRPGを融合させた“ライブコマンドRPGバトル”は、当時大きな話題となった。
正直、筆者は従来のアクションが好きすぎたがゆえに、RPGに変わったことへの不安も大きく、プレイしたのは発売から半年後。だが、実際に触ってみると、近くに落ちているものを拾って強力な攻撃をくり出したり、緊張感のあるバトルがうまくRPGに落とし込まれていて、寝る間を惜しんでプレイするほどハマってしまった。
ちなみに、春日は『ドラゴンクエスト』好きで、それがシステムのモチーフになっている。たとえば、春日や仲間たちをジョブチェンジさせたい場合にはドラクエの“ダーマ神殿”のような機能があるハローワークに行くといったように、『龍が如く』の世界観の活かしかたにも脱帽させられた。
余談だが、『龍が如く7』がRPGというジャンルを採用した理由が、チーフプロデューサーを務めた横山昌義氏によって説明されている。横山氏いわく龍が如くスタジオでは“ストーリーに沿ってジャンルを決める”という方針があるらしい。『龍が如く７』は主人公の春日が仲間とともに成長していく物語であるためRPGになった」とのこと。
9229円→2953円（68％オフ） ※各種DLCもセール対象
2023年以降の『龍が如く』シリーズの展開が熱い
今年は『龍が如く』シリーズにとって大きな発表があった。2023年2月22日に『龍が如く 維新！ 極』、2023年中に『龍が如く7外伝 名を消した男』が、2024年にはついに『龍が如く8』が発売される予定だ。そのため、『龍が如く』シリーズが気になっている人は、この機会にプレイすることが、ある意味お得であると言いたい。
また、『龍が如く』シリーズをプレイしたことがない人は、まずは『龍が如く0』、『龍が如く 極』、そして『龍が如く 極2』の3作品をとりあえずはプレイするのがおすすめ。気づいたら『龍が如く』シリーズの沼にハマっているはず！
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