
選抜市場「セレクションセール2022」が、26、27日の2日間、新ひだか町静内の北海道市場で開催される。このセールの出身馬であるビッグアーサーやホッコータルマエは種牡馬としても活躍中。ビッグアーサー産駒からはブトンドールが函館2歳Sを差し切り、JRA重賞産駒初Vを飾った。今では希少となったテスコボーイから受け継がれる父系を、ビッグアーサーはつないでいる。
ホッコータルマエはサンデーサイレンスが入っていないキングカメハメハ産駒で、毎年160頭以上と交配している人気種牡馬。ブリッツファングは兵庫チャンピオンシップで産駒初の交流重賞勝ちを収め、ジャパンダートダービーで3着に食い込んだ。レディバグはスパーキングレディーCでショウナンナデシコに迫る2着に健闘。3世代目となる2歳馬たちも、10頭(中央1頭、地方9頭)がすでに勝ち上がっている。
未来のスターホースを発掘すべく、今年のセレクションセールには304頭(19日現在)が上場予定。中でも、2日目に上場されるレーヌミノル2021(牡、父ブリックスアンドモルタル)は17年桜花賞馬と、19年の米年度代表馬のカップリング。迫力を感じる馬体でセール最大の注目馬と言える。エヴィータアルゼンティーナ2021(牡、父ドゥラメンテ)は、母が09年のラブレアS・米G1を制し、産駒には中央3勝のサンタエヴィータとラレータなどがいる。セレクトセールでも高額馬が続出したドゥラメンテ産駒の牡馬で、多くの購買関係者が目を光らせるだろう。
そして、昨年のJBCクラシックを制したミューチャリーの半弟にあたるゴッドビラブドミー2021(牡、父アジアエクスプレス)や、18年全日本2歳優駿など交流重賞2勝を挙げたノーヴァレンダの半弟・モンプティクール2021(牡、父リオンディーズ)など、国内のダートで活躍した馬のきょうだいも上場される。
セレクトセールの活況もあり、1歳馬が買い切れなかった購買関係者は少なくない。しかも、セレクションセールは東京都馬主会(大井)の補助購買が対象となり、近年は活発な競り合いが展開されることが多い。繁殖牝馬の質が向上したことも含め、2日間に開催が増えたのもうなずける。売却率は過去5年で8割超が4回。今年は上場頭数が約70頭も増えるため売却率アップは難しいかもしれないが、売却総額の上昇は当然見込まれ、初めて40億円を突破するかが焦点となる。(競馬ライター)
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