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沢村拓一、先発セールの負傷退場で1回から緊急登板 1回無失点で防御率2・55で前半戦折り返し - スポーツ報知

◆米大リーグ ヤンキース―レッドソックス(17日・ニューヨーク=ヤンキー・スタジアム)

 レッドソックスの沢村拓一投手が17日(日本時間18日)、敵地でのヤンキース戦で、3点を失った先発セールが打球直撃による左小指骨折のため、1回2死一塁から緊急登板。1回を投げ1安打無失点、1与四球だった。沢村はメジャー2年目の前半戦を34試合登板し1勝1敗1ホールド、防御率2・55で折り返した。

 緊急登板で沢村が奮闘した。1回、先発セールが立ち上がりに2死二塁のピンチで、ヒックスのライナー性の打球がセールの左手を直撃。打球は中前適時打となって計3点を失った。小指骨折で苦痛の表情で降板した左腕エースに、ベンチからコーラ監督が駆け寄る。

 

 ここで日頃から「5球で肩はつくれる」と話す右腕が火消し役に指名された。ありとあらゆる場面で起用されてきた右腕にとって、メジャー通算89試合目で最も早いイニングでの出番となった。

 カイナファレファを84マイル(135キロ)のスライダーで投ゴロに打ち取り、失点を食い止めると、回またぎの2回は先頭・ロカストロに中前打。1死後、盗塁と四球で一、二塁とされて、前日2本塁打した主砲ジャッジを打席に迎え、更に一段ギアを挙げる。

 渾身の9球勝負。この日の最速97マイル(156キロ)を記録した直球で2個のファウルを奪った以外は、7球スプリットで攻め、最後は92マイル(148キロ)のスプリットで三塁ライナーに仕留めた。

 続く左打者リゾに対し、投入された3番手左腕ヘルナンデスにタスキをつないだ。中盤にブルペン陣が崩れた試合で、序盤の窮地を切り抜けた沢村の24球がキラリと光った。

 前半戦は34試合に登板。中でも5月30日以降の16試合は防御率1・77。最近8試合は1失点と頼もしい。好調の要因は四球の激減。今季は打者145人に対して、四球が15個(10・3%)と、昨年の13・7%より安定感を増した。

 日頃の試合前練習でフィールドに出るのは、大抵一番乗り。「今年はトレーニングの頻度が増えているし、僕は色々やることが多いんで」。温冷交互浴で疲労を取り、ナイター後の夜中3時に、時差のある日本とオンラインで繋がり、理学療法士の指導を受けつつ、体のケアを重ねてきた。

 一方、適度な息抜きに一役買っているのが、チームの通称「ウイスキー・クラブ」。救援投手にウイスキー愛好者が多く、沢村も移動日やオフに、米国で大人気の日本製高級ウイスキーを紹介し、結束を深めてきた。

 束の間のオールスター休みを経て、戦いは続く。レッドソックスは22日(同23日)、本拠地にブルージェイズを迎えて後半戦が開幕する。

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