店主の高齢化で2021年12月に閉店した静岡県富士市の「野村金物店」。7日はかつてのにぎわいが戻っていました。
子供 「(レジを打ちながら)3、0、0」
レジ打ちを手伝う子供たちの姿。富士市の市民グループが7日、閉店した金物店の片付けを手伝っていて、地元の子供たちとともに残った商品を販売するセールを行いました。
市民グループSASAERU・赤澤佳子代表 「お店自体が閉店した後に少しシャッターが閉まっていた状況で、おばあちゃんが困っていたんですよね。ここをどうすれば良いかって」
地域課題に取り組む市民グループの赤澤さん。近所に住む金物店の高齢の店主・野村洋子さんの負担を軽減しようとボランティアを募り、5月から店の片付けを手伝ってきました。
7日はボランティアの小学生や高校生も駆けつけ、食器や掃除用具など大量に残った商品を一掃しようと9割引きでのセールを行いました。
ボランティアの小学生 「金物店をできるだけ早く片付けられたら良いなあと思って来ました」
ボランティアの高校生 「おばあちゃんが困っているという話を聞いたので、少しでも手伝いができればと思って参加しました。ボランティアは人のためになる活動なので、今後もこういう機会があれば参加して地域の人のためになれたらなと思います」
こうした地域の人たちの思いに、店主の野村さんは感謝の気持ちでいっぱいです。
野村金物店店主・野村洋子さん 「(手伝ってくれる)グループがあることも知らなかったんですけど本当に助かりました。感謝です、ありがとうございます」
赤澤さんは「店主の高齢化の問題は地域みんなで考える必要がある」と話します。
市民団体SASAERU・赤澤桂子代表 「周りのことを気にしたり、アンテナを立てて困った人がいたら助けるとか。まずはそういうつながりを作っていかないと、シャッター問題など困った問題は解決しないと思うので」
人と人とのつながりが大切と話す赤澤さん。市民グループは9日もまた9割引きセールを開くほか、売れ残った商品はイベントなどに参加して販売する予定です。
イベントなどでも売り切れなかった商品は、市民活動などに有効利用します。
地域の人たちで高齢化する店主を支える仕組みというのも、まちの活性化を進める上で大事なことなのかもしれません。
店の退去期限は6月末までとなっていて、市民グループではそれまでに店内をかたづける予定です。
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