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イルグルム 11月の売上高は前年同月比26.6%増と好調持続。会社の今期予想は非公表だが2桁の増収増益を期待 - 株探ニュース

 株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:3690>、岩田進社長)は、12月7日に2021年9月期(今期:2020年10月~2021年9月)の2ヶ月目となる、2020年11月の月次売上高を発表した。同月の全社売上高は、242百万円(単位未満を四捨五入、以下同様)、前年同月比+26.6の増収と好調であった。また、前月である10月も、全社売上高240百万円、前年同月比+23.8%と増収であった。11月の売上高は、前月比で横這いながら高水準を維持し、2ヶ月連続で+20%以上の増収となった。また、今期累計の2ケ月間では+25.2%の増収、平均の月間売上高は241百万円となっている。

 事業部門別では、全社売上高の約85%を占めるマーケティングプラットフォーム事業部門は、11月の売上高が約205百万円、前年同月比+18.5%の増収となった。今年1月に事業買収したADPLANの上乗せ効果が継続しており、主力のアドエビス事業が前年同月比でアクティブアカウント数と単価がともに上昇し、増収に寄与していると思われる。
 一方、商流プラットフォーム事業部門の11月の売上高も36百万円、前年同月比+106.7%と大幅な増収となった。但し、前年同月の売上高水準が低かったため、表面上の増収率は高く見えるが、10月の売上高とほぼ同じ水準である。いずれにしても、コロナ禍の巣籠り消費拡大に伴いEC取引が活況で、売上高は高水準を維持している。

 なお、同社は、インターネット広告効果測定ツールである主力のアドエビスを、2021年1月にフルリニューアルする予定である。これにより製品の機能が強化されるとともに、使いやすさやレスポンスが改善する。アルファ・ウイン・キャピタル株式会社では、これにより、アドエビスの単価上昇やアクティブアカウント数の増加が見込め、マーケティングプラットフォーム事業は前期比で、2桁近い増収増益を見込んでいる。これに加えて、巣ごもり消費によるEC市場の拡大や、同社の連結子会社である株式会社イーシーキューブへの株式会社オリエントコーポレーション(東証一部、コード:8585)による資本提携と営業支援が見込まれ、商流プラットフォーム事業部門であるイーシーキューブ事業は好調を持続すると思われる。

 同社は、新型コロナウイルス感染症による事業環境への影響を適切に予想することが困難であるため、今期の業績見通しについては、売上高や利益については非公表としている。但し、配当金については、一株当たり4.5円と前期比0.5円の増配を予定している。

 アルファ・ウイン・キャピタル株式会社では、増収やコスト改善により、同社の今期の総売上高を3,010百万円(前期比+15.0%)、営業利益300百万円(同+8.7%)、当期利益200百万円(同+9.3%)と連続増収増益を予想している。また一株当たり配当金については、同社の予想4.5円と同額を予想している。なお、10月、並びに11月の売上高は、ほぼ想定通りであり順調に推移していると判断している。

以上

【タイトル】

(出典)株式会社ウイルズ

株探ニュース

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December 08, 2020 at 01:10PM
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