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ホームレス支援雑誌「ビッグ・イシュー」、ロックダウンで販売困難に - BBCニュース

イギリス発のホームレスの人を支援する雑誌「ビッグ・イシュー」が、新型コロナウイルスの流行で同国でロックダウン(都市封鎖)が実施されているのを受け、こうした人たちに緊急支援を行っている。

ビッグ・イシューは、ホームレスの人を販売パートナーとし、路上で雑誌を売ってもらうことで支援に取り組んでいる。しかしイギリスでは各都市がロックダウンされたために販売が困難になり、多くの人が収入のない「危険な状態」に置かれているという。

創業者のジョン・バード卿は、ビッグ・イシューも販売パートナーも、新型ウイルスの危機による収入減について、イギリス政府からの支援を受けられないと説明。そのため、定期購読やオンライン販売での収入を販売パートナーに送っているという。

しかし、路上での販売が禁止されたことで、定期的な収入がなくなってしまったホームレスの人たちがいる。

サマセットでビッグ・イシューを26年間販売しているロビン・プライスさんは、「何をしたらいいかまったく分からない」と話した。

プライスさんにとって、ビッグ・イシューを売ることは収入の助けになるだけでなく、メンタルヘルス(心の健康)にも大きく作用していたという。

「お客さんが恋しい。軽口が恋しくなるだろう」

エクセターで販売パートナーをしているウィル・アダムズさんも、「ビッグ・イシューは私の唯一の収入源で、今回のことで生活に大きな影響が出ている」と語った。

「今からユニバーサル・クレジット(低所得者向け給付制度)に頼らなくてはならない(中略)せっかく働いていたのに、給付金頼りの生活に戻るのはいやだ」

初めて店頭での販売も

ロックダウンの時期を乗り越えるため、ビッグ・イシューは定期購入とオンライン販売を始めた。これらの収入は販売パートナーに分配される予定だ。

イギリスではまた、創刊以来初めて、スーパーマーケットなどでの店頭販売も開始する予定だ。

イギリスでは、ロックダウンに伴う経済への打撃を抑えるため、政府が被雇用者や自営業者の収入補償に数十億ポンドを拠出することが決まっている。

しかしバード卿は、ビッグ・イシューの独立した販売パートナーとして働いているホームレスの人たちは、自営業者として支援を受けるための記録を持っていない可能性が高いと指摘した。

また、ビッグ・イシューはこうした人たちの雇用主ではないため、被雇用者としての支援も受けられないという。

ビッグ・イシューはホームレスの人々がユニバーサル・クレジットの申請をする手伝いをしているものの、これには時間がかかる。

自身もホームレス状態を経験したことのあるバード卿は、「ビッグ・イシューは政府の援助には頼ったことがなく、常に市場に支えられてきた」と話し、今後も独立した形で継続するつもりだと述べた。

(英語記事 Big Issue sellers struggle for cash in lockdown

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April 03, 2020 at 02:30PM
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