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3月からiPhoneやMacアプリのバンドル販売可能に。まとめて値引きもアリ - Engadget 日本版

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アップルは5日(米現地時間)、iOS 13.4ベータやmacOS Catalina 10.15.4ベータとともに、開発ツールXcode 11.4ベータアップデートをリリースしました。

これにはユニサーバル購入のサポート、すなわち一度の購入で他のプラットフォームでもアプリやアプリ内課金の内容を楽しめるようになる機能が含まれています。より具体的には、開発者はiOSやiPadOS、macOSやtvOS版のアプリをまとめて販売可能となります。アップルは今回のベータ版配信に際して、ユニバーサル購入を正式に実装すると発表しています。2020年3月から、アプリのiOS、iPadOS、macOS、tvOSの各バージョンをユニバーサル購入として配信できる予定とのことです。


公式リリースでは「App Store Connectで単一のAppレコード上に各プラットフォームに向けた新しいAppを作成することも、既存のAppレコードに新しいプラットフォームを追加することもできます」と述べられています。すなわち1回でまとめ買いできるアプリを新規に作ってもよし、すでに配布中のアプリに別のOSバージョンを追加もできるということです。

iOSとmacOSのユーザーは、同じデータを共有できるクロスプラットフォームアプリを1回で購入できるため、この変更は開発者と顧客ともに便利といえます。ようやく開発者は、MacおよびiOS版のバンドル値引き販売ができるようになります。

米MacRumorsによると、Xcode 11.4ソフトウェアを使用して作成されたMac Catalystアプリでは、ユニバーサル購入がデフォルトで有効になっているとのことです。既存のiPad用アプリをMac向けに移植しやすくするCatalystは、実質的には同じアプリに二重支払いをすることに心理的抵抗があるとも指摘されていましたが、それを和らげる狙いがあるのかもしれません。

この変更に伴い、App Storeも再編も発表されています。iOSのApp StoreとMac App Storeのカテゴリが以下のように統一され、アプリがより見つけやすくなると謳われています。

  • 次のカテゴリをiOS Appで選択できるようになります。「開発ツール」、「グラフィック&デザイン」
  • 次のカテゴリをmacOS Appで選択できるようになります。「ブック」、「フード/ドリンク」、「雑誌/新聞」、「ナビゲーション」、「ショッピング」
  • Mac App Storeの「写真」と「ビデオ」のカテゴリは「写真/ビデオ」に統一されます。App Store Connectで「写真」または「ビデオ」カテゴリを選択しているMac Appと未承認のアップデートは、自動的に統一後のカテゴリに移動します。
  • Mac App Storeの「子ども向け」は「ゲーム」のサブカテゴリではなくなります。
ただ、MacRumorsのコメント欄には、アプリによってはmacOSとiOS版の価格にかなりの格差があり、また両方のプラットフォームでサブスクリプション登録をしているユーザーもいるため、何人の開発者が参加するだろう、と疑問を呈する意見も見られます。ともあれ、3月にどのような動きがあるか見守りたいところです。

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February 11, 2020 at 06:05AM
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