YKKAPは2024年度までの5年間でエクステリア製品の売上高を18年度比で7割増に高める。現在主力市場である新築住宅関連市場は成熟化が進むが、住まいのデザイン性・快適性の向上や、庭を楽しむ生活の提案などを通じて一軒当たりのエクステリア製品の導入量を拡大。さらにリフォーム関連需要の取り込みも図るほか、研修施設開設による施工技能者の育成で市場を広げる。24日にエクステリア本部長の篠塚正人執行役員が説明した。
門扉やフェンス、カーポートなどエクステリア製品はアルミ形材を多用する製品群。同社では注力製品の一つに位置付けて市場シェアの拡大を図っている。住宅の住宅外構では住まいのグレードに合わせた門扉やフェンスなどを幅広くラインアップしており、さらに品ぞろえを拡充しながら住まいのデザイン性を高める。
快適性の実現では空調エネルギーの使用を抑えながらもエクステリア製品で自然の風や光を制御し快適に過ごす提案を推進。風を取り入れる建材のルーバーや、日よけのシェードなどを拡販する。加えて「庭で心地よく過ごせる製品群を紹介することにも注力する」（篠塚執行役員）方針で、テラスやデッキなどの建材の利点を代理店や流通店を通じて消費者に訴求。市場を創造する。
またリフォームでは住宅の高断熱化と耐震化などのタイミングに合わせて住宅外構製品を提案する方針。またハードである製品面の強化を引き続き進めつつ、施工品質を高める研修機能の充実などソフト面にもテコ入れを進める。
同社は窓では樹脂化を推進しているが、エクステリアや産業用形材の販売を伸ばしアルミ製品の総量を保つ試作を展開している。
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January 27, 2020 at 04:05AM
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