【ワシントン=山内竜介】米食品医薬品局(FDA)は2日、一部の風味付き電子たばこの製造・販売を禁止すると発表した。若者に人気のあるフルーツやミントの風味が付いた製品が対象で、今後、30日以内に製造・販売を中止しない企業を処分する方針だ。
電子たばこを巡っては、トランプ米大統領が昨年9月、「人々が病気になり、若者が影響を受けるのは許されない」と述べ、規制の必要性を訴えていた。ただ、愛好家からの反対意見も多く、若者の使用は少ないとされるたばこ風味やメンソール風味は対象から外れた。全面禁止の見送りは、11月の大統領選への影響を考慮したとの見方もある。
米国の電子たばこは、液体を加熱して蒸気を吸う。ニコチンが含まれているケースが多く、米疾病対策センター(CDC)によると、使用する全米の中高生は2019年に500万人を超えた。日本では、タバコ葉に熱を加えて蒸気を吸う「加熱式たばこ」の使用が増えている。
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January 05, 2020 at 07:03AM
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若者人気の電子たばこ、米で製造・販売禁止…違反企業は処分へ - 読売新聞
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