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投資で注目される既存店売上高 - 財経新聞

●既存店売上高で会社の成長性が分かる?

 各企業が公表しているIRを見たり、株主総会に出席したりしても、会社の成長性や安定性を見極めるのは難しい。

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 既存店売上高を見ることで、その企業が運営する店舗の持続性や成長性を計ることができる。外食産業やチェーン店の株への投資を考えているなら、この既存店売上高が一つの基準となる。

●既存店売上高とは?

 新規店舗を除いた、既存店舗の売上高を示したものを既存店売上高としている。既存店の定義は各企業によって基準が違うが、開店後13カ月としている企業が多い。

 新規店舗は売り上げが出やすい傾向にあるため、新規店舗を急速に増やしている企業は、全体の売り上げ自体が上がりやすい傾向にある。

だからこそ、新規店舗を増やしていても、既存店が新規店舗に売り上げを奪われていたりしていないかを確認できたり、店舗の売り上げの継続性を可視化できる。

 前年との売り上げを比較するので、会社の成長性や持続性を判断できる。

●100%が目安?

 上場するような企業のチェーン店なら、出店意欲の強い企業が多いだろう。画期的なサービスを提供する企業は、消費者からも投資家からも魅力的で売り上げも株価も右肩上がりになる。

 しかし、購買意欲も投資も流行り廃りがあり、似たような業態のライバル店が出てきたり、価格競争に巻き込まれたり、コロナや天災のような外部要因に左右されることもあったり、いつまでも右肩上がりを続けることは難しい。

 前年同月比で、100%を上回っているか下回っているかが一つの焦点となる。上回っていればプラス成長で、下回っていればマイナス成長となる。

 100%を上回ることが続けば、株価は上昇しやすく、下回ることが続けば下落しやすい。

 逆に、既存店売上高が何カ月も100%を下回っていたのに、100%を上回る月が数カ月続くように転じれば、買われやすくなり、その反対は売られやすくなる。

 ただし、100%にこだわりすぎれば、その企業特有の季節性で売り上げが変動することや、外部要因による一時的な下落に過ぎないことに気づけない可能性があり、その時は儲けるチャンスを逃すことになってしまう。

 既存店売上高を冷静に見ることで、高値掴みすることを防げて、お宝株を見つけられるかもしれない。(記事:森泰隆・記事一覧を見る

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