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「父の日」ネット販売で勝負 県内酒類メーカー - 信濃毎日新聞

 新型コロナウイルス感染症の影響で業務用酒類の販売が落ち込む中、県内メーカーが21日の「父の日」向けのインターネット販売で攻勢に出ている。低価格帯のセットや付録の解説書など、消費者を引き付けようと工夫を凝らす。外出自粛で飲食店や土産向けの需要が落ち込む一方、ネット販売や「家飲み」は消費者に一層浸透。父の日商戦をきっかけに販路拡大を目指す。

 遠藤酒造場(須坂市)は新型コロナによる雇用情勢の悪化を踏まえ、価格を低く設定したセットを投入。以前から売れ筋の日本酒5本セット(1本300ミリリットル入り)が税込み3480〜5千円なのに対し、5本セットで同2980〜3980円に抑えた。父の日向け商品の5月のネット販売は前年同月比で3倍に伸長。飲食店の休業や営業時間短縮の影響で出荷量が落ち込む中、遠藤秀三郎社長は「父の日で巻き返しを図る」と意気込む。

 ヤッホーブルーイング(北佐久郡軽井沢町)は、5月に公式通販サイトで販売を始めた計5種類の「父の日限定ギフト」の販売が好調だ。同サイトでのギフトの売上高は前年比7割増という。クラフトビールの基礎知識を紹介する限定冊子(A5判、12ページ)を同梱(どうこん)。軽井沢地域限定販売の「軽井沢高原ビール2020年限定」も加えた。広報担当者は「外出自粛の影響でネット通販の需要が予想以上に増えている」とみる。

 南信州ビール(駒ケ根市)は、東筑摩郡山形村のそば店と連携し、そば粉を原料にした自社ビールと生そばの新たなギフトセットを用意。父の日向け商品の展開は数年ぶりといい、竹平考輝常務は「父の日を商機としたい」と力を込める。

 駒ケ根市内の直営レストランを5月末まで1カ月余休業した他、主要取引先の都市部の飲食店が休んだ影響も大きく、5月の出荷量は前年同月比6割減。「巣ごもり需要」を捉えて「宅呑(たくの)みセット」と銘打ってネット販売する商品は好調で、今後もネット経由の企画を次々と打つ方針だ。

 「五一わいん」ブランドの林農園(塩尻市)は、スパークリングワインなど4本セットの「父の日家飲みセット」を限定100セットで販売。4〜5月にワイナリー売店の営業を自粛するなど新型コロナの影響は大きい。林幹雄社長は「6月が勝負」と強調し、ネット販売にさらに力を入れる考えを示している。

(6月9日)

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June 09, 2020 at 06:59AM
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