九州・沖縄百貨店の4月販売額、73%減 休業など響く - 日本経済新聞

九州経済産業局が8日発表した4月の九州・沖縄百貨店の販売額（速報値）は、前年同月比73.0%減の104億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大で休業や営業時間を短縮する店舗が相次いだことが影響した。記録が残っている1999年1月以降では、最大の下げ幅となった。スーパーと合わせた販売額は25.7%減の934億円となった。

4月は7日に福岡県に、16日に残る九州・沖縄7県にそれぞれ緊急事態宣言が発令され、消費者の外出自粛や百貨店の臨時休業・時短営業が実施された。特に衣料品が大きく落ち込み、全体の販売額は7カ月連続で前年実績を下回った。5月以降は通常営業に戻す店舗が広がったが、九州経産局はゴールデンウイーク中の休業の影響が出るとみている。

スーパーの販売額は4.9%減の831億円となった。外出自粛の影響で家で料理をする人が増え、生鮮食品や加工食品の売り上げは好調だった。一方、衣料品は入学式などの式典が中止・延期されたことで、婦人服を中心に大きく落ち込んだ。

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June 08, 2020 at 02:54PM
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