
ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)は4月30日、2019年度(20年3月期)の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に相当する売上収益は前期比10.3%増の1兆529億円となり、同社として初めて1兆円を超えた。営業利益は同8.4%増の1522億円と、前期の増収減益から増収増益に転じた。同日会見した川辺健太郎社長は「19年度は将来へ向けた種をまいた1年だった。20年度は種をきちんと育てる年にしたい」と意気込みを述べた。
事業別ではコマース事業における電子商取引(EC)の取扱高が前期比14.3%増の2兆5936億円、決済・金融事業を除く営業利益が同30.6%増の801億円だった。「国内EC事業者の中でも最大規模の営業利益に成長した」(川辺社長)
同社はファッション通販大手ZOZOを連結子会社にしたほか、新たにPayPay(ペイペイ)モールを開設するなどEC事業を強化。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛の広がりで、自宅で飲食したり通販で買い物したりする巣ごもり需要が拡大したことも寄与した。
コマース事業ではスマートフォン決済サービス「PayPay」の決済回数が20年1~3月に3億7500万回と、前年同期比17倍に増えた。登録者数は20年3月末時点で同4.5倍の2700万人だった。「外出自粛要請でオフライン(店舗)の利用は若干減少傾向だったが、利用者が増えたので現時点でマイナスの影響は限定的だ」(川辺社長)
20年度の経営方針については「ポートフォリオ経営の推進」と題して、100種以上のサービスを持つグループの総合力を生かした事業を展開すると表明。ほかにもソフトバンクとの連携強化やLINEとの経営統合、適正な財務規律を注力領域に挙げた。
LINEとの経営統合については統合プロセスを進めている最中で、統合の条件などの計画に変更はないとした。緊急事態宣言が長引くのを見越して「不要不急の支出を当面抑制する」(川辺社長)。20年4~6月の経費を、当初予算に対して100億円規模で削減する。
(日経クロステック/日経コンピュータ 玉置亮太)
[日経クロステック 2020年4月30日掲載]
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May 01, 2020 at 08:06AM
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ZHD、初の売上高1兆円超え ZOZO連結が寄与 - 日本経済新聞
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