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苦境の音楽の街、名古屋・今池 ポスターなど販売、収益に - 中日新聞

地域を鼓舞するために今池商店街連合会が作ったポスター=名古屋市千種区今池で

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 ロックなどのライブ音楽文化が根付く名古屋市千種区今池の「今池商店街連合会」が、新型コロナウイルス感染拡大で経済的に苦境に陥っている地元を元気づけようと「今池ハードコアは死なず」というキャッチコピーを作った。印字したTシャツとポスターを加盟店に販売してもらい、減収分を補ってもらう。ポスターは街にも張り出す。店主たちは「感染を防ぎながら、今池の団結力を示したい」と話す。

 「ハードコア」は筋金入りの意味があり、ロックバンドのような「今池ハードコア」の言葉とロゴは以前から存在している。街に集う人たちの合言葉のように認知されている。

 連合会イベント実行委員長で、ライブハウス「TOKUZO」を経営する森田裕さん(62)によると、二十年ほど前に周辺の飲食店の常連客らが勝手に「今池ハードコア」のTシャツを作って販売し始め、徐々にライブツアーで訪れるミュージシャンやそのファン、住民にまで広がった。昨年、連合会も公認してTシャツを作り、「今池まつり」で自分たちで着ると同時に販売した。

 今池は個性的な飲食店が集まり、音楽だけでなく映画や演劇など、名古屋の中で独特の文化が育まれてきた。しかし、新型コロナは今池にも例外なく経済的なダメージを与えた。ライブハウスは休業し、街を舞台にした音楽イベントも中止に。飲食店の多くは持ち帰り販売や時間短縮の営業でしのぐが、売り上げが九割減った店もあるという。

 全国の商店街では前払いや、インターネットで資金を集める「クラウド・ファンディング」といった取り組みが注目されるが、今池では「今池らしい独自のやり方を」との声で街がまとまった。

 ポスターはB2判で税込み三百円。六月に完成予定のTシャツはポスターとセットで同五千円。いずれも企画に賛同した加盟店の店頭で販売するほか、連合会のインターネットサイトでも買える。連合会には飲食店を中心に四百店が加盟している。

 森田さんは「今池のファンは全国にいて、目を向けてくれるかもしれない。もともと皆が経済とは別の思いでつながっており、何とか全体で生き残りたい」と話している。

 (南拡大朗)

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May 17, 2020 at 10:52AM
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