(株)ニトリホールディングスが6日発表した2020年2月期(19年2月21日~20年2月20日)連結決算は、売上高が前期比5.6%増の6423億7300万円、営業利益は同6.6%増の1074億7800万円、純利益は同4.7増の713億9500万円となった。
EC限定品の売り上げが40%増に
33期連続の増収増益を達成するとともに、EC事業も好調に推移した。通販の売上高は前期比14.6%増の443億円を計上。限られた店舗面積の中で取扱いが難しいサイズ違いや色違いなどの商品を展開し、二段ベッド、オーダー収納家具など、店舗展開数が少ない商品カテゴリーをネット限定商品として拡大を図り、同40%増の伸びを示した。
O2O推進でアプリ刷新
オンラインとオフラインの融合をめざすO2O(Online to Offline)の取組みとして、「ニトリ公式スマートフォンアプリ」を刷新。雑誌やインターネット上の写真や画像をもとに、取扱い商品の中から同一・類似商品を検索・表示し、そのままネットショップで購入できる画像検索機能に、商品の店舗在庫情報だけでなく、店内の商品位置も確認できる機能を追加。また、顧客ニーズにあわせた情報配信を行う「One-to-Oneマーケティングの強化」を進めている。
中国は2桁成長、台湾は20%増
EC事業は、グローバル事業の展開とも連動。各地域の市場特性と成長ステージに応じた取組みを進めた。中国では事業拡大で2桁成長に寄与。台湾では、WEB広告などにより前期比20%増を達成。米国では、オムニチャネル戦略の推進を軸に、ターゲット顧客を明確にし、核商品を育成。ポップアップストアの活用とEC機能強化による拡販に努めた。
発送費や展示什器費用など増加
全体の営業概況は、寝具・寝装品やキッチン用品、家電、ソファ、ベッドルーム家具の売上が好調に推移したほか、為替予約により売上総利益が改善。販売費および一般管理費は、物流業界の人手不足や賃金上昇などによる発送配達費や、前期の7店舗に対して今期は25店舗の既存店全面改装を行ったため、展示什器費などが増加した。
ホームファッション商品では、接触冷感素材を使用した「Nクール」および吸湿発熱素材を使用した「Nウォーム」シリーズなどの寝具・寝装品の売上が伸長。汚れに強く手入れがしやすいPVCキッチンマットなどのキッチン用品や洗濯機、冷蔵庫などの生活家電が支持を得て、売上高は大きく伸びた。
家具については、大小の引き出しで分類収納し、ベッド下のデッドスペースを有効活用ができる収納付きベッドフレーム「ジオ」や、体圧分散性に優れた電動リクライニングソファ「ビリーバー」、自社開発のマットレス「Nスリープ」シリーズの売上が好調に推移した。その結果、家具・インテリア用品の売上高は、629億4700万円(前期比5.8%増)となった。
21年2月期は1.7%増収を予想
今後については、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、サプライチェーンの停滞による商品供給の遅延リスクや、国内外での個人消費の低迷、来店客の減少が見込まれている。終息時期によって変動する可能性があるとした上で、次期の通期連結業績見通しとして、売上高は6532億円、営業利益は1122億円、純利益は757億円を予定した。
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April 07, 2020 at 02:10PM
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