東京・千代田区長、一般販売されないマンション所有 - 日本経済新聞

東京都千代田区の石川雅己区長が区内で所有する18階建てマンションは、一般に販売されない「事業協力者住戸」だったことが9日、わかった。石川氏が同日、記者団に明らかにした。このマンションは建設する際、区の許可を得て高さ制限を緩和する措置を受けており、周囲の通常のマンションより約10メートル高くなっている。

説明する東京都千代田区の石川雅己区長（9日、千代田区役所）

マンションの販売価格は1億円を超えるという。事業協力者住戸は一般に、土地の地権者らに優先的に割り当てられる。建設に関する規制の権限を持つ区の首長が、一般の人が購入できない物件を購入したことは議論を呼びそうだ。

購入を申し込んだのは家族で、石川氏は所有者の一人となっている。石川氏は、事業協力者住戸は事業者から紹介されたと説明したうえで「公平な価格を確認して予約した。問題があるとは思っていない」と述べた。

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March 09, 2020 at 11:35AM
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