自動車業界の営業職といっても、新車の販売店、部品メーカー、そして自動車メーカーなど、さまざまな職種があります。
なかでも販売店の営業マンは、休日も関係なく働いているといわれることもあります。顧客の予定に合わせ、接客や納車などをおこなう必要があるためです。
しかし、こうした働き方はプライベートの時間を犠牲にしたり、長時間残業に繋がることもあるでしょう。労働政策研究・研修機構のデータブック「国際労働比較2016」によると、日本は欧州諸国と比較して時間外労働の割合が多いようです。
たとえば、週に49時間以上働いている人の割合は、アメリカが16.4%、イギリスが12.5%、ドイツが10.1%に対して、日本は21.3%となっています。日本の就業者の約5人に1人が、週49時間以上働いている計算です。
では、販売店の営業マンはどのくらい働いているのでしょうか。残業時間、年収、仕事に対する満足感などを見てきます。
まず、年収面から見ていきましょう。大手求人広告サイトによると、一般的な販売店営業マンの年収は約400万円から450万円程度とされています。
自動車業界のトップに位置する自動車メーカーと比較すると、トヨタの平均年収は852万円、日産は815万円、ホンダは786万円です。
倍近くの差がありますが、この数字は各メーカーの有価証券報告書に記載された、総合職、事務職、そして全年代を合わせた平均年収です。そのため、年齢や職種によって大きく年収が変動すると考えられます。
では、実際の販売スタッフは、自分の年収についてどのように感じているのでしょうか。ある大手自動車メーカーの販売店の営業マンは以下のように話します。
「他社と比べたことがないのでわかりませんが、長く勤めていれば年収は上がります。私は10年以上勤務していますが、ここまでくると仕事にも慣れてくるので、精神的には安定しています。子供の運動会があれば休日も取れますし、仕事としては恵まれていると思います」
また、販売店の元営業マンは以下のように話します。
「私が現職の頃は、一番低いときで月給16万円ほどでした。新車、中古車、保険を販売すると一定額が給与に加算されましたが、満足できる年収には及びませんでした。
ノルマにも厳しいところがあって、目標に達していない場合は定時を過ぎた夜にミーティングをして、そのあとお客さまのところへ行く、ということもありました。休日も連休を取れることは稀でしたし、連休を取るのは難しい雰囲気が店舗にはありましたね。
いまはそういった環境もだいぶ変わっていると聞いていますが、私が勤めていた頃は絵に描いたような昔ながらの日本企業といった感じでした」
※ ※ ※
ひと昔前であれば激務だった販売店営業マンも、休日が取得しやすくなるなど、働き方改革が進んでいるようです。
なお、長時間残業の原因のひとつには、顧客の無茶な要望に答えなければならないという理由もあるようです。クルマを買う側にも一定の配慮が求められているといえるでしょう。
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January 27, 2020 at 05:10AM
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新車販売店は人材不足!? 「過酷・低収入」の噂は本当なのか(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース
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