2020年01月22日10時50分
兵庫県姫路市は、早朝に姫路城の天守閣ややぐらに入ることができる宿泊付きツアー「世界遺産 姫路城から朝日を望む」の販売を始める。一般公開していない渡櫓(やぐら)からの日の出観賞や隣接する日本庭園で地元食材を生かした豪華朝食を提供。31日から2月21日までの間に、1日定員30人で8回実施する。
市は、昨年実施したモニターツアーが好評だったことを受け、開催日数や定員を増やし、本格開催を決めた。アンケート結果を踏まえ、見学場所や料理内容を改善。遠くの山並みから浮かび上がる太陽は、多くの窓を備えた「イの渡櫓」から望み、朝食は城の隣に広がる西御屋敷(おやしき)跡庭園「好古園」に変更し、温かい食べ物中心のメニューにした。
ツアーは、JTBや市外郭団体と共同で企画。参加者は各自で市内ホテルに前泊し、翌日午前6時すぎ、入城口に集合する。元市立城郭研究室長の村田和宏氏が城の歴史や特徴などを詳しく解説しながら引率。大天守をはじめ、普段は非公開のイ、ロ、ハの各渡櫓2階や乾小天守4階を抜けていく。
見学後は、早朝活用は初という好古園のレストラン「活水軒」に移動。姫路沖の家島で捕れた天然鯛のお造りや西播磨産大豆を使った豆腐の鍋などが楽しめる特別料理を振る舞う。
ツアー代金は、宿泊するホテルや部屋で異なり、1万5500円~2万4300円。参加者には、2月限定発売の「姫路城入城記念書 御城印」も進呈される。担当する森下誠司市観光企画課係長は「静けさが違う。ぜひ目や耳で、姫路城の新たな魅力を感じてもらえれば」と話している。
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January 22, 2020 at 08:50AM
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城内巡る早朝ツアー販売 兵庫県姫路市〔地域〕 - 時事通信ニュース
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