多くの人でにぎわう、ゆたに公民館の駐車場での移動販売=米原市米原で |
移動手段がないお年寄りの買い物を支援しようと、米原市社会福祉協議会が地元の商店や自治会と協力し、移動販売に力を入れている。今月、初めて米原地区でも実施。高齢化が進む中、買い物支援を通した新しい居場所づくりが進んでいる。
大根やネギ、ニンジンなどの野菜をはじめ、ヒジキの煮物やコロッケといった手作りの総菜、仏花まで。七日、米原市米原のゆたに公民館にさまざまな商品がずらりと並ぶと、近所のお年寄りが続々と訪れた。
訪れた人たちは談笑しながら次々と商品を購入。近くの一人暮らしの女性(85)も商品を手に取り、「車を運転できず買い物に行けないので、近くに売りに来てくれるのは助かる。平和堂が閉店してからは、本当に困っていた」と笑顔を見せた。
米原地区では、「マイヘイ」の愛称で親しまれたJR米原駅西口の平和堂米原店が八月に閉店後、買い物に困る人たちが増加。そんな住民を支えようと、市社協が地元の自治会と話し合い、移動販売を開いた。
市社協は、二〇一五年から移動販売による買い物支援を開始。市内の商店が協力し、伊吹や山東などの山間部をはじめ、約三十カ所にまで広がった。高齢者のサロンに合わせたり、曜日を決めて毎週開いたりと、地域のニーズによって形態はさまざまだ。
米原市の高齢化率は28・92%。「超高齢化社会」の基準となる21%を既に超えている。全国的に高齢ドライバーによる事故が相次ぎ、運転免許証を自主返納する高齢者も増えた。
市社協の担当者は「地方では特に、移動手段がない高齢者は生活に困る」と話す。一方、取り組みを進める中で見えてきたのは、移動販売は生活支援にとどまらないということだ。「訪問販売や通販ではなく、目の前の商品を自分で選んで買うということが、高齢者の楽しみになっていると感じる。移動販売を通じて、地域の人が集う居場所づくりにもなれば」と力を込めた。
(安江紗那子)
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December 13, 2019 at 03:11AM
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米原地区で初、移動販売 社協などお年寄りの買い物支援 - 中日新聞
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