野村ホールディングス(HD)は31日、2023年10-12月期(第3四半期)決算を発表する。低迷が続いたホールセール部門での業績改善が見込まれるほか、リテール部門は引き続き好調に推移したもようだ。ただ、株式売却益を前年同期に計上した反動で純利益は減益が見込まれる。
ブルームバーグがまとめたアナリスト3人による純利益予想の平均は前年同期比26%減の492億円。前年同期には、保有する野村総合研究所(NRI)の一部株式を売却し、280億円の売却益を計上していた。各アナリストの予想は以下の通り。
- シティグループ証券の丹羽孝一氏ら
- 純利益予想は前年同期比25%減の501億円
- 主要3セグメントの税前利益は同48%増の660億円
- 営業部門は同2.3倍の309億円
- ホールセール部門は150億円の黒字(前年同期は19億円の赤字)
- 堅調な営業部門、好調なホールセール部門を推定
- モルガン・スタンレーMUFG証券の長坂美亜氏ら
- 純利益予想は前年同期比15%減の566億円
- ホールセール、特に海外ビジネスの収益性向上は引き続き課題
- グローバルにキャピタルマーケットやM&A(企業の合併・買収)市場が改善傾向であることを踏まえ、証券業界の業績は安定推移を予想
- BofA証券の柳沼勇輝氏ら
- 純利益予想は前年同期比39%減の408億円
- 主要3セグメントの税前利益は同50%増の671億円
- 増益をけん引するのはホールセール部門で、特にトレーディング収益の改善を見込む
- 年率換算の株主資本利益率(ROE)は前四半期の4.3%から4.9%への改善を予想-第4四半期には6.2%に
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