中国「独身の日」ネット通販各社が大規模セール - nhk.or.jp

中国の消費が伸び悩むなか、ネット通販最大手のアリババグループは、消費者のニーズをとらえた新しい商品を開発する取り組みを強化しています。

通販サイト上の口コミや評価などをAI＝人工知能も使って分析し、消費者が求める性能やデザインなどの情報をサイトの出店企業に提供することで、販売拡大につなげるねらいです。

このうち、サイトに出店する日系の大手電機メーカーは「巣ごもり需要で健康志向が高まっている」という分析情報をもとに、油を使わず高温の熱風で揚げ物などを作る調理家電を、去年、開発しました。

ことし6月には、さらなる情報提供を受けて、消費者が好むデザインに刷新し、「独身の日」のセールでアピールしています。

パナソニック中国・北東アジア社の呉亮副総裁は「流行の変化が早い中国市場では消費者のニーズを正しく捉えた商品が重要で、今後もこうした共同開発を増やしていきたい」と話していました。

また、アリババグループの趙戈さんは「『独身の日』は、ただのキャンペーンセールから、新たな消費文化を生み出す場にもなるなど変化している。消費者の需要の多様化に注目していく」と話していました。

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