11、12日に北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた「セレクトセール2022」。競走馬の国内最大のセリで、25周年を迎えた今年の落札総額は2日間合計でなんと257億6250万円でした。これは昨年の225億5600万円を約32億円上回る史上最高。ここ数年、私も足を運んでおり、毎年のように「今年は高い」という声をたくさん聞きますが、その感覚は間違っていなかったのだと結果を見るたびに感じます。そして金額はもちろん、売却率の95・3%は驚異的。あれだけの頭数がいても、これだけ売れるというのは現在、競走馬の需要が非常に高まっていることが分かります。そして、セレクトセールで買えなかった人たちがセレクションセールに行き、その次はサマーセール…と各セリの落札額も上昇中で、馬産地にとっては非常にいい循環になっているのではないでしょうか。
ここ数年、セレクトセールへ私も足を運んでいると書きましたが、今年も父の代理ということでお休みをいただいて行ってきました。購入はありませんでしたが、パレードリングでひたすら馬を見て、いいなと思った馬がいくらになるのかというのを繰り返しました。高ければいいというわけではありませんが、自分が気になった馬が高く売れると、見る目があったのかもとなんだかうれしかったです(笑)。ただ、それが本当に合っていたかどうか分かるのは数年後。セレクトで見た馬たちと競馬場で再会できる日が今から楽しみです。
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