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増税後の反動減+新型コロナ 自動車や家電品 県内販売店苦境 - 信濃毎日新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自動車や白物家電といった高額な耐久消費財を扱う県内の販売店で苦境が続いている。消費税増税前の駆け込み需要の反動もあって昨年10月から前年割れが続いていた販売店で、客足がさらに遠のき、ダブルパンチとなっている。サプライチェーン(部品供給網)の混乱で必要な部品が足りず、品薄状態の製品もあり、需要と供給の両面から打撃を受けている。

 長野三菱自動車販売(長野市)の2〜3月の新車受注台数は前年同月を2割弱下回った。感染防止のため商業施設などでの展示会を中止せざるを得ず、販売促進策を打てない。2020年3月期の販売台数は消費税増税が響き、前期比約1割減。数日前に、中国国内の部品生産停滞のあおりで一部車種の納品が10日間ほど遅れる―と連絡が入った。

 スバルディーラーの南信スバル(飯田市)では、現時点で納期の遅れはない。それでも担当者は「需要が落ち込んで生産調整に入る可能性はある」と警戒する。2〜3月に新規顧客との商談件数が前年同期の半分以下に落ち込んだからだ。「車の買い替えに出掛けることは、不要不急の外出と考える人が多いのではないか。休業や失業による収入不安の影響もあるかもしれない」

 新生活に向けた書き入れ時の家電量販店でも、製品の納入の遅れが影を落とす。ケーズデンキ長野本店(長野市)では、米アップルのパソコンや洗濯機、冷蔵庫の品薄状態が続く。中国などの製造拠点で工場の稼働率が低下している影響という。同店で3月に商品を購入した客数は、前年同月比で1割弱減った。

 一方、除菌効果がある空気清浄器、在宅勤務で需要があるウェブカメラの販売は好調だ。ただ抽選会などの販促キャンペーンは自粛しており、客足は鈍い。長谷川努店長は「丁寧な接客を心掛け、着実に購入につなげていきたい」と話す。

 松本市内の家電量販店も在庫切れに悩む。冷蔵庫や洗濯機、電子レンジを中心に、家電製品全般で1〜2割ほどの商品が在庫切れ。納入のめどが立たない製品もある。男性店長は「ここまで在庫不足が出るのは初めて。中国の工場が止まったため、家電メーカーで部品が足りないと聞いている」とする。ゲーム機の販売は好調で、外出控えの影響とみられるという。

(4月1日)

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April 01, 2020 at 07:44AM
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