【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が28日発表した2019年決算は、販売と売上高がともに過去最高で、純利益は前年比13%増の133億4600万ユーロだった。
高級車アウディやポルシェなど傘下ブランドを含むグループ全体の世界販売台数は、19年は前年比1.3%増の1097万台と4年連続で過去最高となり、世界販売首位の座も4年連続で維持した。売上高も7.1%増の2526億3200万ユーロと前年に続いて過去最高だった。
一方、排ガス不正関連の特別費用は23億ユーロと、依然として利益圧迫要因ながら、前年の32億ユーロからさらに縮小した。営業利益は22%増の169億6000万ユーロに改善した。
20年については、販売面では19年並みを予想し、売上高は最大4%の増加を見込む。一方、経営リスク要因の一つとして、新型コロナウイルスの動向を挙げるとともに、「影響を注視する必要がある」と指摘した。
【了】
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February 29, 2020 at 09:40AM
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