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ウォルマート、年末商戦は軟調 オンライン売上高伸び鈍化を予想 - ロイターニュース - 経済 - 朝日新聞社

 [18日 ロイター] - 米小売大手ウォルマート<WMT.N>が18日発表した年末商戦を含む第4・四半期(2019年11月─20年1月)決算は、1株利益と売上高がともに市場予想を下回った。また、今年度のオンライン売上高の伸びが鈍化すると予想した。

 第4・四半期の1株利益は1.38ドルに増加したものの、市場予想の1.43ドルには届かなかった。

 総売上高も2.1%増の1416億7000万ドルで、予想の1424億9000万ドルを下回った。

 米既存店売上高(燃料除く)は1.9%増。アナリスト予想は2.35%増。年末商戦期が例年より短かく、衣料品や玩具、電子機器製品への需要が振るわなかったことが響いた。 

 オンライン売上高は35%増と、過去約2年で最も低い伸びにとどまった。

 アナリストの間からは「パイの奪い合い」が改めて示されたとの声が聞かれた。年末商戦では、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が売り上げを大きく伸ばす一方[nL4N29Z5H9]、ターゲット<TGT.N>やメーシーズ<M.N>など、実店舗を展開する小売勢の不振が目立った。

 今年度のオンライン売上高伸び率見通しは約30%と予想。前年度の伸びは37%だった。

 通期の1株利益見通しは5─5.15ドルとした。市場予想は5.22ドル。一方、米既存店売上高見通しは最低2.5%とし、予想をおおむね上回った。

 今回の見通しには新型コロナウイルス感染拡大の業績への影響は考慮されていない。しかしウォルマートは、今四半期の業績には一定の影響が及ぶ見通しとした。

 ウォルマートの株価は午前の取引で約0.6%高で推移した。

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