富士フイルムホールディングス子会社の富士ゼロックスは6日、米ゼロックスと結んでいる事務機器の販売に関する契約を解消すると正式に発表した。富士ゼロックスはアジアで「ゼロックス」ブランドで製品を販売しているが、契約を2021年3月末で打ち切り、独自ブランドに改める。米ゼロックスが販売を担当していた欧米にも進出する。
富士ゼロックスは5日、ゼロックスに対して販売地域のすみ分けやブランド使用に関する契約の解消を通知した。この契約は5年ごとに更新しており、期間満了の半年前までにどちらかが通知すれば解消できる。現在の契約期間は21年3月末までで、富士ゼロックスは「ゼロックス」ブランドを使えなくなる一方で、毎年100億円強のブランド使用料などが必要なくなる。21年4月に社名を「富士フイルムビジネスイノベーション」に変更し、新たなブランドにする。
ゼロックスは現在、主力機の大半をOEM(相手先ブランドによる生産)で富士ゼロックスから調達している。両社は今後5年間、富士ゼロックスが製品を供給する契約を販売提携とは別に結んでいる。21年4月からは販売面では競合するが、製品を供給する関係は当面続く見通しだ。
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January 06, 2020 at 07:17AM
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富士ゼロ、米ゼロックスとの販売提携解消を正式発表 - 日本経済新聞
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