【ラスベガス=中山修志】2019年の米新車販売台数は18年比1.3%減の1704万7725台だった。セダン系の販売減が響き2年ぶりに前年実績を下回った。米ゼネラル・モーターズ（GM）などビッグスリー（自動車大手3社）がそろって前年割れとなったほか、日本車メーカーもトヨタ自動車、日産自動車、マツダの3社がマイナスとなった。業界団体は20年販売を1680万台と2年連続マイナスを見込む。
19年の米新車販売は2年ぶり前年割れとなった
調査会社マークラインズが6日、自動車各社のデータを集計して公表した。19年の販売は5年連続で1700万の大台を超えたものの、セダンを中心とした「乗用車」の販売が18年比で10.1%減と落ち込み、全体を押し下げた。多目的スポーツ車（SUV）とピックアップトラックを合わせた「小型トラック」は2.6%増加し、小型トラックの市場シェアは72%と3ポイント伸びた。
全米自動車ディーラー協会（NADA）は20年の新車市場が1680万台と18年実績から約1.5%程度減少すると予測する。金融危機後に販売された比較的新しい中古車が売り出され、需要の一部が流れていることなどが要因だ。台数が減る一方、SUVなどの大型車の売れ行きが伸びているため販売単価は上昇している。19年10月の新車の平均販売価格は3万6744ドルと18年同月から3.9%上昇した。NADAは小型トラックのシェアが20年末に75%に達すると見る。
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January 07, 2020 at 08:16AM
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