パナソニック子会社で換気装置や水処理設備などを開発するパナソニックエコシステムズは16日、除菌・脱臭に特化した清浄機「ジアイーノ」の売上高を2025年度に18年度比約3倍の100億円にすると発表した。同日にはメンテナンス性能が向上した製品を4月から発売することも発表。臭いや菌の繁殖が問題となりやすい介護施設や医療機関などに売り込む。
4月からメンテナンス性が向上した製品を発売する（16日、大阪市）
ジアイーノは装置の内部で水と食塩の錠剤から次亜塩素酸を作り、取り込んだ空気を除菌・脱臭する装置。アンモニア臭や生ごみ臭、ペット臭などで効果を発揮する。
4月1日からは水道直結タイプのジアイーノを販売する。これまでは吸水や排水、食塩の錠剤の投入などで毎日のメンテナンスが必要だった。新製品は自動で吸水し、錠剤も自動で投入するため、メンテナンスの頻度は月に1回に減る。
最適な設置台数や位置を提案する配置提案サービスも無償で提供する計画だ。
パナソニックは2013年に業務用製品を、17年に家庭用製品を発売した。19年11月からは中国での販売も始めた。健康への意識が高まるアジア地域での販売も伸ばす計画だ。
18年度の売上高は約35億円だったが、25年度には100億円まで拡大する目標だ。パナソニックエコシステムズの西浦義晴執行役員は「食品衛生分野などでの利用拡大も考えている」と話した。
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January 16, 2020 at 01:48PM
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パナソニック系、除菌脱臭機事業の売上高100億円目指す - 日本経済新聞
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