ロイヤルホールディングスは12月24日、東京都世田谷区に「GATHERING TABLE PANTRY 二子玉川」をオープンする。12月23日マスコミ向け内覧会を開催した。
2017年11月に生産性向上と働き方改革の両立を目指しオープンした研究開発舗「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町」(東京都中央区)の運営により蓄積してきたデジタル機器などのノウハウと、セントラルキッチンで60年近く培った冷凍食品のおいしさ、技術を融合させた新業態となる。
同社グループは、1962年からセントラルキッチンシステム(集中調理方式)を採用。業務用冷凍食品の製造に取り組んできた。この技術を生かし、内食市場に参入する。今回の店舗では、家庭向けに1~1.5人前の冷凍食品を販売するとともに、店内でこだわりの野菜など素材と合わせ食べられる様々なメニューを提供する。
同店の平均客単価約2200円、目標月商600万円と設定した。冷凍食品は、来年ロイヤルホストなどグループ直営店100店で販売場所を設置、ECでも販売拡大することを目指す。
野々村彰人常務は、「冷凍食品市場は年々成長している。消費増税に伴う軽減税率適用で需要の高まる内食市場を取り込むため、当社としてもおいしい冷食を作ってきた歴史を生かし、『ロイヤルデリ』ブランドを立ち上げ、次の事業の柱に育てていく。2030年までには100億円規模の事業にしたい」。
「馬喰町店では、店長の負担軽減を目的に始めた完全キャッシュレス決済で、レジ締めなどの負担が減り、店長が管理・事務にかける時間は、他店では全業務の約20%を占めるのに対し、約5%まで減っている。その分、店長が接客など顧客の再来店につながるようなサービスに注力することができている」と説明した。
新店舗では、入店から決済まで「完全キャッシュレス」を発展させ、顔認証決済も実験する。
楽天技術研究所が、独自に研究開発した顔認証技術を応用した「楽天ペイ(アプリ決済)」による顔認証決済の実証実験を3カ月限定で実施(一般は利用できない)する。QRコード決済8ブランド、クレジットカード、電子マネーが利用でき、「楽天Edy」のチャージが可能。QRコード決済は席でタブレットから会計でき、クレジットカード、電子マネーはレジ利用となる。
席での決済の場合、決済終了後、店員のスマートウォッチに通知が行く仕組みになっている。
予約サービス「トレタ」とPOSを連携し、以前注文したメニューから分析し、レコメンドするなど予約体験とおもてなし力を向上させた。
本部、店舗間のコミュニケーション強化のため、ビデオ会議アプリ「zoom」を導入。担当者が来店しなくても、リアルタイムで双方向のコミュニケーションを行っている。
フローズンミール「ロイヤルデリ」は、計25品を販売する。スープ、ショートパスタ、カレー、ドリア、ハンバーグ、煮込みなどを税込250円~780円の価格帯でそろえた。
ハラル対応の弁当4種(各税込1250円)も用意している。「Rakuten Ragri」のオーガニック野菜、イタリア「ガローニ」のパルマハムなども楽しめる。
店内には、馬喰町店に続き最新の調理機器を導入。火と油を使わないキッチンの仕組みに取り組んでいる。プロのコックが調理したときと同じ火の入り方になるように施策を重ね、料理に合わせてボタン一つで料理できる「マイクロウェーブコンベクションオーブン」などがそろう。
■GATHERING TABLE PANTRY 二子玉川
所在地:東京都世田谷区玉川2-2-1 二子玉川ライズ バーズモールA103
TEL:03-6805-6038
営業時間:2020年1月上旬まで15時~23時、以降11時30分~23時(L.O.22時30分)
店舗面積:約99.17m2
座席数:40席(うちカウンター6席)
支払い方法:QRコード決済8ブランド、クレジットカード、電子マネー
運営会社:ロイヤルホールディングス
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December 23, 2019 at 02:37PM
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